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鹿茸

(ロクジョウ)

鹿茸

 

 マンシュウアカジカ(馬鹿)及びマンシュウジカ(花鹿、梅花鹿)の雄の未だ角化していない幼角(袋角)です。マンシュウアカジカは大型の鹿で、角も壮大で6~8又に分かれており、全身に赤褐色の毛があり、北朝鮮、中国東北、西北、西南の各地方、ウスリー、シベリア東部に分布しています。

 

 

主成分
 

 成分はリン脂質のガングリオリド、スフィンゴミエリン、レシチン、ケファリン、その他コラーゲン、ウラシル、ヒポキサンチンなどです。
 

 

薬効薬理

 

 薬理作用は、自律神経系の副交感神経の緊張亢進、筋肉系の機能改善及び神経機能の正常化、内分泌機能の亢進、心臓機能の回復、消化管機能促進、筋疲労の回復、傷の肉芽発生と治癒の促進などがあげられます。
 

 

用途

 

 用途は疲労回復、強精、胃腸機能促進、温補薬とします。また、自律神経失調症や更年期に伴う不定愁訴に非常に高い効果を示します。

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